主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟りである。
わたしによって、あなたの日は多くなり、あなたのいのちの年は増すからだ。
もし、あなたが知恵を得れば、その知恵はあなたのものだ。もし、あなたがこれをあざけるなら、あなただけが、その責任を負うことになる。
旧約聖書 箴言 9:10-12

旧約聖書にはソロモンと言うイスラエルの王様が出てきます。世界史の中にも登場する有名な王様で、当時のイスラエルの繁栄は世界で類を見ないほどのものであったことは周知の事実です。
しかし、彼がまだ年若く王になったとき、彼が神に求めたものはその繁栄そのものではありませんでした。
彼が神に求めたもの、それは”知恵”です。
すでに彼の父ダビデ王の時代にはイスラエルの民は神から与えられると約束された約束の地カナンを統合し、それまでには祝福の約束の通り大変大きな民族となっていました。そして、彼がそれを治める者として、立てられた時、彼は自分の本当の姿を見ます。この大きな民族を治めるに価しないほど、自分は無力で小さな存在であると。
もしも彼が自分の満足を満たすことだけに着目するのであれば、この大きな民族の王になったことを誇り、彼はただ高慢で無能な王となったことでしょう。(確かに彼の息子が彼の死後王となったとき、その過ちを犯すのですが・・・。)
しかし彼は神を恐れ、神を崇める者でした。だからこそ、神の御前に、自分の本当の姿を知ったのです。神に近づくことを望み、神の御前に立たされ本当の神を知るならば、絶大なる神の前に自分の真実の姿を照らし出され見るからです。自分の本当の姿を知るとき、自分が神になければ何者でもないことを悟ります。そしてそのように小さき無に等しい存在である私たちがいかに生きるべきかを突きつめるならば、この神を知ること、この神とともに生きていくための知恵を神に求める意外にないことを知るのです。
唯一すべてを造られた創造主なる神、すべてのものの頂点にあってすべてを完全に統べ治められる主、そのように全知全能でありながらすべてを尽くして私をあなたを愛される神。私たち一人一人と誠実を尽くして向き合ってくださる私たちの唯一なる神。
「神は唯一である。」その深い真理を知るとき、私たちは絶大なる神を見上げ、私たちは自分の内側から神への真の恐れを知るのです。
その恐れ、畏怖こそ、知恵の始め、自らを誇る者は自らの愚かな知恵によりこの神の知恵を退けますが、神を恐れることを知る者は、この愚かな者には決して明かされない真理を、つまり神にある本当の知恵を受けることがゆるされるのです。
その知恵こそいのちを与える御言葉の真理、私たちを生かすものに他なりません。
そしてその知恵は天にも地にも渡る真理、ですからこの知恵により、私たちは天においても地においても祝福を得るのです。
ソロモンが知恵に添えて莫大な祝福をこの地で受けたように。

愛する主よ。どうぞあなたの御前に私の真の姿を見させてください。あなたの真の姿を教えてください。あなたを知りたい、あなたに近づきたい、あなたとともに永遠に歩みたいのです。あなたにある本当の知恵を与えてください。それを知るならば、この世の知恵はちりあくた、ただ消えゆく価値などないもの。永遠に残る真の知恵をあなたから得たいのです。あなたを永遠に恐れ崇め誉め讃えるために。あなたの栄光を永遠に仰ぐために。あなたを永遠に愛するために。


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