今回のサブプライムローンの破綻から始まった一連の世界同時株安とそれに伴う景気悪化。アメリカ・日本・EU諸国を含めて多くの国々があらゆる経済対策を講じていますが、底なしかとも思えるこの景気悪化の流れはかつての世界恐慌のそれを彷彿とさせるものとなっています。
たった一日を境に、世界中で株取引に対する不安から多くの投資家が株を売りに走り、株式が暴落していくのを、今度はあらゆる国が国家を挙げての金融対策を発表し、いかに安心感を出すかによって株の売りに歯止めをかけ、株が買い戻されるように世界諸国が躍起になっていった。しかしやがてこれに追随するようにこの株式を元に金融取引きをしていた世界中の企業に被害が具体化していき、その波に今度は世界が翻弄されている。この現実は私たちに大切なことを教えてくれています。
これまで、ごく当たり前に資本主義に基づく社会構造を、私たちは最も健全で優れた社会システムのように過信し、その内実には目を向けて来ませんでしたが、実際にはいつの間にか私たちが根幹としていたこの経済システムに空洞が生じ、いや虚構が生じ、実体がないものとなっていたということがわかります。もちろん実体がないからと言って、私たちの実体のある実際の生活には何の関係のない遠い話というのではもちろんなく、この実体のない経済は私たちの生活に直結して簡単に致命的なダメージをすでにもたらしています。
つまり、世界中で株や金融という実体のない物をあたかも確かな実体のある物のように信じてまたは信じさせて取引きを肥大させ、存在しない利益を数字上で膨らませた結果の破綻であり、世界中で株や金融の取引をしている投資家たちの不安と安心、買いたい売りたい気分次第で、あっという間に世界が恐慌に陥る。そして世界はその気分を取ることに翻弄されて生きているということがわかります。この形のない実体のないものを信じて、それを人生のまた価値観の中心として生きる、それはすでに社会の仕組みというよりは、すでに宗教とあまり代わらないものとなってしまっていると言っても過言ではないでしょう。お金を信じるという宗教。
残念ながら、人生にはそして仕事にはお金に換金できない、もっと大切なものがたくさんあります。それを数字に換算するのは極めて愚かしいことですが、そのお金という結果だけを優先させた結論が今回の経済破綻の特徴と言えるのではないでしょうか。
ですから、私たちは非常に堅実な社会システムの上に堅実な人生設計を目指して日々努力をしつつ生きてきたつもりでいますが、現実にはこのような気分次第の非常に綱渡り的な場当たり的なものの上に私たちの生活が成り立っていたということになります。と考えると非常に背筋が寒くなるのは私だけでしょうか?
だから、今私たちはこの事実に目を開き、その実体を知り、またこの現実を大切なこととして記憶するべきです。
はっきりと言います。あくまでお金は、私たちの人生における要素としては、単なる道具のひとつに過ぎません。本質的にはお金があなたを豊かにするわけでも、幸せにするわけでも、将来に希望を与えるわけでも、命を与えるわけでもありません。単なる道具、ツールです。それを見失うとお金はあなたの人生を飲み込み破壊します。
お金にあなたの大切な人生を支配されてしまいませんように。

《新訳聖書 ヨハネの福音書 6:27》
なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。


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