「弱肉強食社会」
資本主義社会は企業の自由競争社会ということができますが、それをこの「弱肉強食社会」というケースがあります。
強い者が、弱い者を食べて生き残る原理。
生き残りの当然の原理として、自然淘汰の原理として、これをあげるケースがありますが、自然界においても、このような単純な敵対的競争原理は存在していません。
自然界は麗しいほどの絶妙な秩序が存在しており、各々には各々の存在意義を有しています。
自然界における各々の役割が存在し、それがこの秩序において絶妙なバランスを保っているのです。
捕食という面からの、強い者が弱い者を捕食し生き残る、生き残り総力戦が自然界の法則であったとするならば、強者は絶滅以外の結論は持っていません。
それは強い者が強いというだけで捕食を続けるのであれば、弱者と思われている者は数を減らし、生き残るというだけで更なる捕食を続けるのであれば、その数量のバランスというだけでも、強いと思われていた者はあっという間に滅んでしまうからです。
さらに、全体にあったバランスは完全にその時点で崩されてしまうものですから、あらゆる範囲にこの影響が波及し、新たな秩序が発生し元の秩序は全く異なるものとなり、元の状態に戻ることは至難のわざとなるでしょう。
経済界にも同様なことが言えます。
たとえば、ある企業が単なる価格競争などの、不毛な敵対的競争によってライバル会社に戦いを挑み、その結果、業界のシェアを独占したとしましょう。
しかし、そんな状態は束の間です。すぐにその業界全体が冷え込み、結果この企業は経営に悪戦苦闘する結果となります。
なぜなら、多くのライバル会社が各々担っていた大切な役割を、一社では担うことができないからです。
さらに敵対的競争によって本来持つ、企業の社会的存在意義が崩れ、戦いの傷が経営を大幅に圧迫する結果となります。
それとは反対に、たとえライバル企業が存在していたとしても、絶妙なバランスでお互いに存在意義を保ち合うのであれば、お互いが絶妙に刺激し合い、お互いの相乗効果も相まって、良い関係で存在し成長していくことができるのです。
このように経済界においても、各々の企業は社会的存在意義があり、役割を担っています。
決して、敵対的競争社会に生きているわけではありません。
ともすると、不毛な競争における利益の独占の誘惑を持つかもしれませんが、他者を落としめることで自分が生き残る原理などは存在しないのです。
生き残り総力戦などという言葉が上ってきたときには、その全体のバランスはすでに崩れているのです。
ここから、抜け出す方法は、自らの本来の社会的存在意義を自覚し、丁寧にその役割を担う他にありません。
弱肉強食。あなたはこの偽りの中に生きていませんか?

《箴言 1:10-23》
わが子よ、悪者があなたを誘っても、それに従ってはならない。
彼らがあなたに向かって、「一緒に来なさい。われわれは待ち伏せして、人の血を流し、罪のない者を、ゆえなく伏してねらい、
陰府のように、彼らを生きたままで、のみ尽し、健やかな者を、墓に下る者のようにしよう。
われわれは、さまざまの尊い貨財を得、奪い取った物で、われわれの家を満たそう。
あなたもわれわれの仲間に加わりなさい、われわれは共に一つの金袋を持とう」と言っても、
わが子よ、彼らの仲間になってはならない、あなたの足をとどめて、彼らの道に行ってはならない。
彼らの足は悪に走り、血を流すことに速いからだ。
すべて鳥の目の前で
網を張るのは、むだである。
彼らは自分の血を待ち伏せし、自分の命を伏してねらうのだ。
すべて利をむさぼる者の道はこのようなものである。これはその持ち主の命を取り去るのだ。


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